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プリデスティネーション SF・ミステリー・タイムパラドックス映画感想。ネタバレ無し。

 プリデスティネーション


原題 Predestination

監督 マイケル・スピリエッグ ピーター・スピリエッグ

出演 サラ・スヌーク イーサン・ホーク オリヴィア・スプレイグ

制作 オーストラリア 2014年

(イメージ画像)

原作はロバート・A・ハインラインのSF小説「輪廻の蛇」で、この原作の力が大きいのはもちろんですが、脚本家の力もあっての名作だと思います。


SF好きで勘がいい人は序盤で登場人物たちの関係が分かると思うのですが、それでも最初から最後まで面白いです。

それぞれの人物がどういう結末を迎えていくのかを見届けるように視聴できます。


タイムトラベルものというよりも、ミステリーヒューマンドラマの物語として楽しみました。性に関する少しエログロなシーンがあるので、内容は大人向け。

ジャンルはスリラーの表記もあり、これも頷けます。


観続けると、メインの登場人物たち全員に興味が湧いて、みんな幸せになってほしいと心が動かされます。タイムトラベルのエラーと赤ちゃんの存在を考えると、狂った恋愛の末でもあるのですが哀れに感じます。


終盤はホラー風でしたが、完璧な仕上がりで登場人物たちの存在が収束する作品として見事でした。

原作タイトルの「輪廻の蛇」の通り、どこからが始まりで終わりなのかは考えても答えはありませんが。

とにかく素晴らしい構成で目が放せず完璧でした。


引きずり込まれるほどの作品なので、一人で視聴した方がいいかもしれません。

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