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リトルマーメイド プリンセス・セレイア アニメ映画の感想。

 リトルマーメイド プリンセス・セレイア


監督 マイケル・ジョンソン

脚本 アンナ・ラスムッセン

制作 2023年アメリカ

(画像はイメージ)


内容はファミリー層、子供向けです。

観ながら、「あーそうそう、人魚姫ってこんなお話だったね~」と楽しめました。


原作のアンデルセンに沿った物語なのかと思ったのですが、ほぼディズニーアニメを3Dに落とし込んでリメイクしたような構成でした。序盤が特に。

終盤は王子にもスポットライトを当てたので、そこが本作のオリジナル要素になっていました。


3Dアニメとしての出来映えは並だと思います。

私的にはアニメというものは、そんなにリアルに寄せなくてもいいと思っているのと、もう3D映像の出来栄えの競争はほぼ終わった感じもするので、可もなく不可もなく観られました。

但し、作業ミスと思われるところを見つけてしまったのが残念。ショルダーバッグが突然消えたり、現れたりするところがあって笑ってしまいました。


ディズニーの方はミュージカル調ですが、本作は歌って踊ることは一切ないので、ミュージカル調の映画が苦手な人にオススメ。

華やかさは欠けるのですが、素直に人魚姫の物語を楽しめました。


ウミガメの子が声を失ったセレイアの代弁者としての役割を果たしつつ、マスコットキャラクターとしても生き生きして、とても可愛かったです。

そして恋敵も、学業を優先したい想いと、王族の務めを理解している、素敵なキャラクターでした。


姉さん人魚たちや、魔女の人魚が髪を失っているシーンは、アンデルセンの原作を知っていればそこから落とし込んだものと分かります。

魔女に至ってはインパクトがありすぎてびっくりしました。


本編は90分しかないので、ストーリーをまとめるためにうまく作り上げたキャラクターになっていて、印象が良かったです。


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