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ホステル ネクスト・レベル サスペンス映画の感想。重要ネタバレ無し。

 ホステル ネクスト・レベル


原題 An Affair to Die For

公開2019年 制作 スペイン

監督 ヴィクター・ガルシア

出演 クレア・フォーラニ ジェイク・アベル

(画像はイメージ用)

成人向け。サスペンス・スリラーとしての生々しい流血や精神崩壊、肉体の絡みが描写されています。

そういうのが苦手な人は観られません。観ても大丈夫な人は、結構楽しめる映画だと思います。


舞台はホテルのスイートルーム。ほぼ密室の中。

冒頭から男女の絡みと疑心暗鬼が展開されます。全体的に主人公をはじめする登場人物たちに、深く感情移入して楽しむような話ではありませんが、視聴者を物語の最後まで惹きつける要素がありました。


前半は主人公と不倫相手の男の、どちらが生き残れるか、または二人が助かるのかの駆け引き。

中盤は暗転、視聴者を煙に巻くようにして急展開していった印象です。

終盤は犯人が誰かの答え合わせがあります。しかしまったく主人公側に爽快感は得られません。

ただし最初から最後まで無駄な場面はないので、娯楽作品としては綺麗に完結しています。


サスペンス・スリラーが好きな人は、この終盤で良しと頷けると思います。

ジャンルとしては、拍手できる内容で面白かったです。


ちなみに「ホステル」とは日本での意味は「低価格の宿泊所」。

英語の「hostel」は旅行者の滞在施設で、語源は古代・中世フランス語。これには富豪の大邸宅や公共の建物を指します。題名は恐らくこちらの意味を込めたのだと思われます。

「ネクスト・レベル」は、英語のスラングで「平均を凌駕するもの」「以前よりも優れた」「成功した」などの意味があります。これは映画の結末を意味しているのかもしれません。

使用法は「That's next level!」(めっちゃうまくやってるね!)

うん、命を懸けてうまくやったんだなーって思いました!

原題は「An Affair to Die For」で訳すると「死ぬほどの出来事」です。

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