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ボーダータウン 報道されない殺人者 サスペンス映画の感想。重要ネタバレ無し。

 ボーダータウン 報道されない殺人者


原題 Bordertown

公開2008年 制作 アメリカ

監督 グレゴリー・ナヴァ

出演 ジェニファー・ロペス アントニオ・バンデラス

(画像はイメージ用)

成人向け。非情で生々しい強殺や、精神崩壊のシーンがあるので、苦手な人は無理です。

しかし平和ボケした日本人女性は観た方がいい映画だと思います。

100分以上のやや長尺ですが、場面や雰囲気の転換があるので、中だるみを感じることなく観られました。


実際の出来事から着想を得て制作されたドキュメント風の作品なので、冒頭から現実的な要素を含む緊迫感があり、目が離せない構成になっていました。

物語の舞台は政府が腐敗し、警察や消防が機能していないメキシコ・フアレス。そこで犯罪捜査に乗り出す新聞記者が主人公です。

犯人捜しや裁判を起こすことが目的ですが、推理を楽しむミステリー要素はあまり感じない作品でした。


後半はホラー・サスペンス風の娯楽要素を前面に出して完結していました。

自由貿易を謳いつつ、奴隷労働の実態を示す良作です。

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