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21ブリッジ サスペンス映画の感想。重要ネタバレ無し。

21ブリッジ

原題 21 Bridges
公開2021年 制作 中国 アメリカ
監督 ブライアン・カーク
出演 チャドウィック・ボーズマン シエナ・ミラー テイラー・キッチュ

(画像はイメージ用)

全体的なつくりは、丁寧なサスペンス作品としての重厚感がありました。

物語は観慣れたドラマ並みで、画面に華がなかったように思います。マンハッタン島に掛かる21の橋を封鎖する流れですが、クライム・アクションのジャンルとして観ると盛り上がりに欠けます。

男女のラブロマンスも無しですが、あったらあったで不要な尺だと思うので、この作品にはなくて良かったです。


深刻な状況に陥っていく内容ですが、視聴者を感情移入させる誘導的な要素が薄かったです。登場人物それぞれの緊迫感に共鳴することがない感じ。

仕上がりが短編ドラマのようにも感じるので、サスペンス映画にあんまり感情移入して疲れたくない、気軽に観たい人向けです。

銃撃や流血の描写は軽度だと思います。

普段、サスペンス・ミステリー作品を観ない人や、チャドウィック・ボーズマンのファンなら楽しめるかなと思いました。


前半から、すんなり観やすいです。

しかし中盤になってから、やっと、あらすじに書かれている事件の黒幕がいることが明確になるので、これは尺を取りすぎだと感じます。

終盤は娯楽作品として盛り上がり、綺麗に完結します。サスペンスドラマを観慣れている人は物足りなさを感じるところですが、その分、進行がとてもスムーズに感じて観やすい映画だと思われます。

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