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ディープ・インパクト2022 映画感想を重要ネタバレ無し、女性向けに。

 ディープ・インパクト2022


原題 Meteor

公開2022年 制作 アメリカ

監督 ブレット・ベントマン

出演 ロバート・キース オリヴィア・ナッシュ トーム・ハラム

(画像はイメージ用)

予告を観て、あらすじを読むと、本編は人々が逃げ惑う派手なパニック映画かと思われるのですが、まったくそのようなことはありません。

あくまで本編の十年前に、隕石が地球に衝突したという設定があるだけの印象です。


全体的に物語の起伏があっても、娯楽作品としての見栄えの盛り上がりは控えめ。

憂鬱・倦怠感を表す(アンニュイな)文学作品のカテゴリーに入る、人間ドラマの映像作品だと思いました。

「約束の地」とそこへ向かうための「列車」も、登場人物たちの話題に上るだけなので、娯楽として視聴すると拍子抜けするので注意が必要です。


舞台は人間の文明社会と平和が崩壊した世界です。

冒頭は地味で、老人の孤独と絶望が描かれています。そして老人と対照的な若い娘と出会い、関係を構築しようとする話として始まります。


娘が身の内や目的をなかなか明かさないので、ぐずぐずした感じが続いてストレスが溜まりました。

人身売買をするギャングが登場して物語に弾みが付くのですが、あくまで人間の心情に軸足を置くような見せ方をするので、アンニュイ(憂鬱・倦怠感)な文学系の作品が好きな人向けの映画だと思います。


終盤まで緊迫感がないので、娯楽要素は本当に少なめ。

続編を制作する意図が見える流れで、中途半端に感じる終わり方でした。

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